鍵が回らないというトラブルが発生した場合、自分で対処できることもありますが、原因によっては専門の鍵屋さんに修理を依頼する必要が出てきます。鍵屋さんは、様々な原因に対応できる知識と技術、そして専用の道具を持っています。ここでは、鍵が回らない主な原因別に、鍵屋さんがどのような修理を行うのかを見ていきましょう。まず、鍵穴内部にホコリやゴミ、異物が詰まっていることが原因の場合、鍵屋さんは専用の工具や洗浄剤を使って、鍵穴内部を丁寧にクリーニングします。場合によっては、シリンダー(鍵穴部分)を分解して清掃することもあります。これにより、異物を取り除き、鍵がスムーズに回るようにします。次に、鍵穴内部の潤滑油切れが原因の場合、鍵屋さんは適切な種類の鍵穴専用潤滑剤を注入します。市販の潤滑剤とは異なり、プロが使用する潤滑剤は、より効果が高く、持続性にも優れている場合があります。鍵が曲がっていたり、摩耗していたりすることが原因の場合は、鍵の修理や調整、あるいは新しい鍵の作成を行います。曲がった鍵を修正したり、摩耗した部分を補正したりする技術を持つ鍵屋さんもいますが、状態によっては新しい純正キーや精度の高い合鍵を作成することを勧められることもあります。もし、鍵が鍵穴の中で折れてしまった場合は、専用の工具を使って、折れた鍵の先端部分を慎重に取り出す作業を行います。この作業は非常にデリケートで、誤った方法で行うと鍵穴をさらに傷つけてしまう可能性があるため、プロに任せるのが賢明です。鍵穴内部の部品(ピンやタンブラーなど)が経年劣化や何らかの原因で故障・破損している場合は、シリンダーの分解修理や、部品交換、あるいはシリンダー全体の交換が必要になります。鍵屋さんは、錠前の種類や状態を正確に診断し、最適な修理方法を提案してくれます。特に、防犯性の高いディンプルキーなどは構造が複雑なため、専門的な知識と技術が不可欠です。また、ドアクローザーの不調や、ドアの建付けの悪さが原因で、鍵(特にデッドボルトなど)がストライクプレート(受け座)にうまくかみ合わず、鍵が回しにくい、あるいは回らないというケースもあります。このような場合は、ドアクローザーの調整・交換や、ドアの建付け調整、ストライクプレートの位置調整など、鍵以外の部分の修理が必要になることもあります。
鍵が回らない!原因別に見る鍵屋さんの修理内容