浴室ドア交換高額請求私の失敗談


あれは数年前、我が家の築20年になる浴室ドアが、いよいよ限界を迎えた時のことでした。ドアの下部が腐食し、開閉もスムーズにいかなくなっていたのです。カビもひどく、これはもう交換しかないと決意しました。インターネットで「浴室ドア 交換 安い」と検索し、一番上に広告が出てきた業者に、軽い気持ちで無料見積もりを依頼したのが失敗の始まりでした。すぐに担当者という人が家に来て、ドアの状態を見るなり「これはかなり傷んでますね。枠ごと交換しないとダメかもしれません。特殊な工事になるので、結構費用がかかりますよ」と言われました。そして提示された見積もり額は、なんと30万円超え。相場をよく調べていなかった私は、「そんなものなのかな…」とその場で契約してしまったのです。工事当日、作業員の方が来て作業を始めましたが、なんだか手際が悪いように感じました。コーキング処理も雑で、結局、枠ごと交換するほどの工事でもなかったように見えました。作業時間は半日ほどで終わり、請求されたのは見積もり通りの金額。しかし、後日、他のリフォーム業者に別の用件で来てもらった際に、浴室ドアの交換費用について話したところ、「同じような工事なら、うちなら15万円くらいでできますよ」と言われ、愕然としました。完全に高額請求されていたのです。あの時、なぜ他の業者にも見積もりを取らなかったのか、なぜ即決で契約してしまったのか、後悔しても後の祭りでした。インターネット広告の「安い」という言葉に飛びつき、相場を調べず、業者の言うことを鵜呑みにしてしまったことが原因です。この苦い経験から学んだのは、まず「相見積もりは絶対に取る」こと。そして、「即決しない」こと。どんなに急いでいても、複数の業者を比較検討し、見積もりの内訳をしっかり確認し、納得してから契約することが重要です。また、業者の評判や実績を事前に調べることも大切だと痛感しました。私の失敗談が、これから浴室ドアの交換を検討されている方の参考になり、同じような後悔をする人が少しでも減れば幸いです。費用に関する安易な判断は、大きな損失に繋がる可能性があることを忘れないでください。