甘かった玄関引き戸の簡易鍵DIYとその結末


うちの玄関、引き戸なんですけど、ちょっと防犯が心配だなと思って、補助錠を自分で付けてみることにしたんです。「簡易」で「後付け」できるってやつなら、自分でもできるかな、なんて軽い気持ちで。ネットで探して、とにかく安い!っていうのをポチりました。これが全ての始まりでしたね…。届いた商品を見て、まずびっくり。思ってた以上に作りがちゃちいというか、ペラペラな感じ。まあ、値段が値段だし、こんなもんか、と自分に言い聞かせて取り付け作業に入ったんです。説明書も、なんだか分かりにくい簡単な図が載ってるだけ。とりあえず、この辺かな?って感じで引き戸の框(かまち)に当てて、キリで下穴を開けようとしたんです。そしたら、うちの引き戸、アルミ製だったみたいで意外と硬くて。グッと力を入れた瞬間、キリ先がツルッと滑って、框にガリッ!と深い傷が…。もう、この時点で心が折れかけました。それでもなんとか穴を開けて、付属のネジで固定しようとしたんですが、今度はネジが短すぎる!全然しっかり固定できなくて、グラグラするんです。指でちょっと押しただけで動いちゃうくらい。これじゃ、防犯どころか、ただの飾りにもならない。完全に「安物買いの銭失い」を地で行く結果となりました。結局、その補助錠は取り付けるのを諦めました。残ったのは、引き戸の框についた無残な傷と、自分の計画性のなさを呪う気持ちだけ。この手痛い失敗から学んだのは、やっぱり防犯に関わるものは、値段だけで選んじゃダメだってこと。特に玄関の鍵は、家の安全を守る最後の砦なんですから、ある程度の品質と強度がないと意味がない。それと、DIYも、自分のスキルを過信しちゃいけないってことですね。結局、後日、ちゃんとしたメーカーの補助錠を買い直して、今度はちゃんと鍵屋さんに頼んで取り付けてもらいました。費用はかかったけど、安心感は段違いです。皆さんも、簡易鍵を選ぶときは、僕みたいにならないように、くれぐれも慎重に選んでくださいね。