フリーランスとして自宅で仕事をするようになってから、一番の課題は集中できる環境をどう確保するか、ということでした。家族がいると、どうしても生活音が気になったり、不意にドアを開けられて集中が途切れたりすることがあります。悪気がないのは分かっているのですが、締め切り間際など、どうしても一人きりで没頭したい時間帯があるのです。「この部屋のドア、外から開かないようにできたらなぁ」そんなことを考えるようになりました。かといって、本格的な鍵を取り付けるのは大げさだし、家族に「締め出すのか」と角が立つ可能性も。そこで、もっと簡易的で、必要な時だけ使える方法はないかと探してみました。見つけたのは、ドアノブに引っ掛けるタイプや、ドアと床の間に差し込むタイプの簡易的なドアロックやドアストッパーです。これなら、工事も不要だし、使いたい時だけサッと設置できます。早速、いくつか試してみました。ドアノブに引っ掛けるタイプは、取り付けが非常に簡単で便利でしたが、ドアの形状によっては少し不安定なことも。一方、床との間に差し込むドアストッパータイプは、しっかりとドアを固定してくれる感覚があり、物理的な安心感がありました。フローリングとの相性も良く、ズレにくいものを選んだのが正解でした。今では、集中したい作業に入るとき、このドアストッパーをサッと設置するのが習慣になっています。「これから集中タイムに入るね」と家族に一声かけてから使うようにしているので、無用な誤解も生まれません。物理的にドアが開かない状態になることで、「邪魔されない空間」が確保され、以前よりも格段に仕事に集中できるようになりました。もちろん、防犯目的のような強固なロックではありませんが、私の目的である「一時的なプライバシーと集中空間の確保」にはこれで十分です。同じような悩みを抱えている在宅ワーカーの方には、こうした簡易的なアイテムを試してみることをお勧めしたいですね。手軽に導入できて、思った以上の効果が得られるかもしれませんよ。