浴室ドア交換サインと費用相場


毎日使う浴室のドア。実は、そのドアにも寿命があり、交換が必要になるサインが出ているかもしれません。放置しておくと、水漏れやカビの発生、さらには開閉の不具合による閉じ込めなど、思わぬトラブルにつながる可能性があります。交換が必要となる主なサインとしては、まずドア本体や枠の「破損や歪み」が挙げられます。長年の使用や湿気の影響で、ドアパネルにひびが入ったり、ドア自体が歪んで隙間ができたり、逆に閉まりにくくなったりすることがあります。特に、樹脂製のパネルは経年劣化で割れやすくなります。次に、「カビや汚れが落ちない」状態です。浴室は湿気がこもりやすく、ドアのパッキンやレール部分にはカビや水垢が付着しがちです。掃除してもなかなかきれいにならず、衛生面が気になるようになったら交換のサインかもしれません。また、「ドアの開閉がスムーズにいかない」場合も注意が必要です。ドアノブや蝶番、戸車などの部品が摩耗・破損したり、レールにゴミが詰まったりして、ドアが重くなったり、異音がしたり、途中で引っかかったりすることがあります。無理に使い続けると、完全に開かなくなってしまう可能性もあります。これらのサインが見られたら、浴室ドアの交換を検討する時期かもしれません。気になる費用相場ですが、交換するドアの種類やサイズ、既存のドアの撤去・処分費、そして工事費などによって大きく変動します。最もシンプルな折れ戸や開き戸であれば、工事費込みで5万円~15万円程度が目安となりますが、ガラス面積が大きいものや、気密性・断熱性の高いドア、あるいは既存の開口部に合わせてサイズオーダーが必要な場合などは、20万円以上かかることもあります。カバー工法という比較的簡単な工事方法を選べば、費用を抑えられる可能性もあります。まずは専門業者に現地調査を依頼し、見積もりを取ってみることをお勧めします。